性的問題および苦痛の予測因子としての外見に対する満足度。
Satisfaction with appearance as a predictor of specific sexual problems and related distress
DOI: https://doi.org/10.1016/j.jsxm.2021.06.019
内容
人間の外見に対する不満はデリケートな問題であり、うつ病、恋愛関係の不満、性的満足度の低下と関連しています。
この研究では、外見の満足度、特定の性的問題とそれに関連する苦痛、および人間関係の満足度について調べました。恋愛関係にあるノルウェー人の大規模なウェブサンプル(N = 2,903)を対象に、1回限りの調査で分析しました。
その結果、参加者は5種類の性的問題の経験とそれに関連する苦痛のレベルを報告しました。外見の満足度は、性的問題ではあまり報告されていないことがわかりました。
具体的には、「楽しみがない」、「興奮しない」、「絶頂感がない」といった問題を経験する可能性が低いということです。外見への満足度は、全体的な性的問題に関する苦痛とは関連していませんでしたが、興奮不足や絶頂感の欠如に関する苦痛の少なさと関連していました。また、関係満足度は関連性のモデレーターとしての役割を果たしていないことが示されました。