「スマート包帯」の登場により、傷のケアはより管理しやすくなりました。
The "smart bandage" could help solve a major problem in treating chronic wounds.
DOI: 10.3389 / fphy.2021.722173
内容
包帯を外さずに、巻いた傷が治ったことを確認する方法はありますか?
一般的には包帯を外しますが、外すと治癒過程が混乱する可能性があるため、難しい問題と考えられます。
本研究では、絆創膏を剥がさずに、傷口の水分量を非常に敏感に測定し、そのデータを近くのスマートフォンに送ることができるセンサーを内蔵した「スマート絆創膏」を検証しています。
本研究の著者であるボローニャ大学のマルタ・サローロ博士は、「PEDOT:PSSは有機半導体ポリマーであり、標準的なインクとして複数の基板上に簡単に蒸着することができます。
さらに、衣類のセキュリティタグに使われているような、安価で使い捨て可能な包帯型のRFIDタグを繊維パッチに組み込みました。このタグは無線で水分量のデータをスマートフォンに伝えることができるので、医療スタッフは包帯の交換時期を知ることができます。" とまで説明しています。