KeiS a medical professional

This is a blog about the scientific basis of medicine. A judo therapist reads research papers for study and writes about them.

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自分の感情を把握することは不安に強くなります。

Monday, November 15, 2021

心理学

自分の感情を知っている人は、ストレスのかかる出来事で不安になったり、落ち込んだりすることが少なくなります。

High emotional differentiation buffer for internalizing symptoms after exposure to stressful life events in adolescents: an intensive longitudinal study.

First published March 29, 2021 Research Article

Available at: https://doi.org/10.1177/2167702620979786

内容

ストレスフルなライフイベントへの曝露は内在化精神病理と強く関連しており、ストレスに関連した内在化問題への脆弱性を軽減する要因は、早期介入の開発に重要であると言われています。

研究者らは、感情科学の研究を用いて、感情の分化が、青年がストレスにさらされたときに内向性症状を発症するのを防ぐかどうかを検証・検討していました。

30名の青年を対象として実験室での情動分化の測定を終えた後、ストレスと内在化の問題にさらされた瞬間レベル(n = 4,921の経験サンプリング評価)と月レベル(n = 355の月評価)を報告しました。

否定的および肯定的な情動分化が高いと、知覚されたストレスと抑うつ感情との間の瞬間レベルの関連が弱まり、否定的な情動分化が高いと、ストレスフルなライフイベントと不安症状との間の月レベルの関連が消失しました。

これらの結果は、高い情動分化が適応的な情動制御を促進することによって、青年がストレスに直面したときの不安や抑うつを緩衝することを示唆しているとのことです。

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