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【casereport】42歳女性のBertolotti症候群の症例

Tuesday, January 26, 2021

症例勉強

今回はケースレポートから問題です。

この症例は腰痛で受診した患者のものですが、
あまり聞き覚えのない症候群が原因だったため紹介します。


症例は?

42歳の女性が、慢性的な腰痛の病歴と共に診療所に現れました。
彼女は関連する病歴を報告しませんでした。
彼女は過去4年間に鎮痛薬と在宅で理学療法を受けている一般開業医による治療を受けており、満足のいく結果は得られていません。
彼女はモルヒネが彼女のより低い背部の苦痛を制御するために規定された救急部への2つの以前の入院がありました。
彼女は、ジクロフェナクとチザニジンによる部分的な症状の軽減を伴う外来治療を受けています。
彼女の主な不満は下肢への放射線なしで下腰椎の痛みでした。

彼女の身体的評価において、彼女は痛みによる腰椎の完全な回転と屈曲に対する制限を提示した。
延期徴候は陰性であり、感受性、反射、矢状方向のバランス、遠位筋力および脈拍は正常であった。

患者は手術室に連れて行かれ、そこで1mLのリドカインおよび40mgのトリアムシノロンの浸透が、蛍光透視法の指導の下で左横行と仙骨との間の擬似関節接合において行われました。

彼女は手術後の痛みの完全な軽減を報告した。
3ヵ月後の経過観察で、彼女は腰椎の運動を強化し安定させることで管理され、体位教育が開始されました。彼女は彼女の12ヶ月の追跡調査で無症状のままです。


原因はこれでした。


ベルトロッティ症候群(BST)は、腰仙移行性椎骨(LSTV)の存在の解剖学的変異に関連する疼痛の存在を指します。

最後の腰椎の細長い横突起が最初の仙骨部分と様々な程度で融合するときに認識され、
この異常は腰痛の機械的原因として認識されます。

この部分の痛みというものは4~30%で確認されており、一般的なものと考えられていますが、これが腰痛との関連またはベルトロッティ症候群の有病率との兼ね合いもわかっていないようです。


まとめ


私自身初めて耳にした疾患名でした。

こういう新しい知識とはワクワクしてきますね。

立場上腰痛の方は多く診させていただくことがありますが、
こういった例も頭の片隅には無いと無謀な治療計画を立ててしまいそうなもの。


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