KeiS a medical professional

This is a blog about the scientific basis of medicine. A judo therapist reads research papers for study and writes about them.

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【サプリメント】アスリートが頼っているサプリのエビデンスについて

Tuesday, January 12, 2021

運動

今回は運動選手が使用しているサプリメントについて

いつも同じコンディションで運動に望みたい。

今よりももっとパフォーマンスを発揮できるようになりたい。

他にも色々と理由がありそうですが、何らかしらのきっかけでサプリメントを多用する運動選手は多いです。

実際に国際調査では、世界選手権大会に参加している3,887人の成人および青年エリート陸上競技選手の3分の2が、ビタミン、ミネラル、クレアチン、カフェイン、アミノ酸などの成分を含む1つ以上の栄養補助食品を摂取していることがわかりました

サプリメントの使用は年齢とともに増加し、男性よりも女性の間で有意に一般的でした。

そのうちの一部の成分とエビデンスを簡易的に紹介します。

サプリメントとエビデンス

・酸化防止剤
→小規模の研究では、生物的、物理的な運動適応能力を妨げているように見える結果。

・アルギニン
→限定的な規模の研究では、血管や筋肉内のクレアチンなどに影響は及ぼさない。

・分岐鎖アミノ酸(ロイシンなど)
→短期的な研究では、持久力などのパフォーマンスの影響はないが、筋肉量などに影響する可能性はある。

・カフェイン
→持久力が要求される競技では、活動前の摂取でパフォーマンスが向上するという結果が。

・シトルリン
→パフォーマンスの向上を示す研究はない。

・クレアチン
→筋肉のパフォーマンス、筋力などが要求される競技では有益な効果が確認されている。
しかし、持久力に関しては影響はない。

・鉄
→鉄欠乏性貧血の解消には〇。しかし、健常者が酸素運搬機能の向上などの目的で摂取しても効果の確認は出来ていない。



POINT

一時期流行っていた「アスリート用」みたいなことを思わせるフレーズのサプリメントの効果にエビデンスはないようで。

クレアチン、カフェインは鉄板だった。ということがわかりました。

まとめ

今回はリストにあるうちの半分ぐらいを紹介しました。

それらを利用するにあたっての関係性や有害報告なども別に紹介しようとは考えていますが、あのサプリのエビデンスはこのような結果だった。ということで。

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