今回は歯科治療を受ける子供を落ち着かせる介入について
歯科治療など子供が恐怖で泣いてしまったりすることもあります。
それらの恐怖は治療の妨げにもなりますし、子供にもストレスが掛かります。
大真面目な介入によって、子供を落ち着かせる手段について紹介します。
研究内容
合計3704人の参加者による50の研究を含めた。
吸入亜酸化窒素の有無にかかわらず使用される34の異なる鎮静剤がありました。
投与量、投与方法、投与時間はさまざま。
研究は、プラセボ対照、投与量、および直接比較に分類されました。
経口ミダゾラムとプラセボのみを調査する研究では、主要転帰(行動)に利用可能なデータのメタ分析が可能。
0.25 mg / kgから1 mg / kgの用量で経口ミダゾラムを使用すると、プラセボと比較してより協調的な行動に関連するという中程度の確実性の証拠がありました。
結論
経口ミダゾラムが歯科治療を受けている子供にとって効果的な鎮静剤であるという中程度の確実性の証拠があります。他の鎮静剤の可能性を評価するために、さらに適切に設計され、十分に報告された臨床試験が必要です。将来の研究のためのさらなる勧告が記載されており、将来の試験では経口ミダゾラムまたは吸入亜酸化窒素と比較して実験計画を評価することが示唆されています。
まとめ
心理療法などの介入かと思いきや、鎮静剤を使用するという強硬手段?に至っていた介入でした。
有害報告などはされていませんし、程度の低い研究の成果だったので実践されるかはわかりませんが、こういった介入が有用であった可能性もあるようで。
Ashley PF、Chaudhary M、Lourenço‐Matharu L.歯科治療を受けている子供の鎮静。Cochrane Database of Systematic Reviews 2018、Issue12。Art。番号:CD003877。DOI:10.1002 / 14651858.CD003877.pub5。