今回は子供の野菜嫌いを治す方法について。
このブログは、医学と健康に関して後悔しないような選択肢をとってもらうために、 科学的根拠の高い論文などを紹介し、それをどう使っていくべきなのか？を私が解説・提案していくブログです。 メールアドレスでの登録も宜しくお願い致します。
好き嫌いはありますか？
私はトマトが苦手です。
でも、ケチャップは好きなんです。
生のトマトが嫌いってだけで、加工をすれば食べることはできます。
そういった方も多いのではないのでしょうか？
では、本題の治す方法についてですが、小学校で実施された研究から得られている1つの方法です。
研究は？
介入方法は、小学校の給食トレイに野菜の写真を貼り付けるというシンプルな方法。
結論を出すために介入日と非介入日で野菜の摂取量を比較したものとなります。
研究では介入日に豆の写真を貼りつけ摂取について調べました。
介入結果は、豆を食べた児童は6.3%から14.8%に。
人参も実験したみたいで、11.6%から36.8%に。(p<0.001)
この結果から児童1人あたりの豆と野菜の摂取量は有意に増加していました。
Reicks M, et al.
Photographs in lunch tray compartments and vegetable
consumption among children in elementary school cafeterias.
JAMA.2012;307:784-5.
結果から
2日だけの限定的な介入結果なので、この方法が最も良い方法なのかは疑問がありますが、
私個人としては、このシンプルな方法はやってみても良いのかと思われます。
実践するなら
小学校でやるなら同様の方法でやった場合、掛かるコストは100トレイあたり数百円、貼る作業に20分あたりが掛かるぐらいかと。
ご家庭で実践するなら、もっとコストは低いことでしょう。
実践のしやすさがこの方法の良い所。
統計的には有意となっていますが、皆さんのご家庭が当てはまるかは実践してみてから、
結果はお楽しみにです。
うちの子供はレーズンが苦手なので、やってみても良いのかと思いました。
