今回紹介するのは、HIITトレーニングと喘息についてになります。
高強度インターバルトレーニング(HIIT)は、
若年期に心肺機能のフィットネスと体組成の両方の大幅な改善を引き出すことができる
運動の時間効率的な方法として確認されているため、
近年かなりの注目を集めています。
喘息、肥満やフィットネスや運動誘発性気管支収縮の減少見込みとの間の潜在的な関係を考えると、その断続的な性質のために、
HIITは、喘息で機能が低下している心肺機能を向上させる可能性を表しています。
しかし、いくつかの研究ではHIITの安全性に関して懸念が生じていることを認識することが重要であり、それは非運動選手集団にとって不適切な運動様式である可能性があることを示唆している。
喘息のない参加者と比較して喘息のある参加者における6ヶ月間の野外ベースのHIIT介入の有効性を確かめることを目的とし研究していた。
さらに、介入によって持続性を判断するために3か月の追跡調査を行っています。
結果からは、喘息とは無関係にHIITは青年期の心肺機能および生活の質の改善とBMIの低下をもたらすが、
これらの有益な適応は介入中止後3ヶ月以内に失われると仮定された。
155人の喘息患者(78人の少年)を含む合計616人の青年を、対象としていた。
(334人の少年; 13.0±1.1歳; 1.57±0.10m; 52.6±12.9kg、平均±SD)
HIITのプログラムは30分、週に3回、最大心拍数を10〜30秒キープするように組まれた。
20メートルシャトルラン
ボディマス指数(BMI)
肺機能の測定
小児生活の質インベントリー
小児喘息生活の質アンケートおよび喘息対照質問票を収集した。
結論、HIITは喘息の状態に関係なく、
青年期の有酸素フィットネスを改善し、BMIを維持するための効果的なツールです。
HIITは、喘息が無い人と同様の有酸素フィットネスを証明し、
HIITプログラムに参加した喘息患者は、トレーニングに耐えることができた。
ということに。
Charles O.N.WinnKelly A.MackintoshWilliam T.B.EddollsGarethStrattonAndrew M.WilsonMelitta A.McNarryGwyneth A.Davies
喘息を患っていると呼吸の最大吸気、つまりは酸素を吸い込む力が制限されているため、
HIITトレーニングを施行させて良いものかどうなのかが、謎なところでした。
勿論選択するのは、本人の意思によりますのでこの研究結果があったからと強制することはできません。
但し、この研究では軽症から重症まで参加者に入っており、
有害な副作用があって実験を脱落している報告はされておりませんでした。
よくあることなのかもしれませんが、喘息があるんですよね~
できますかね~?と聞かれても医師の許可がないと・・・
という会話が容易に想像つきます。
勿論、提供する側もビジネスでやっている人もいるかと思います。
何かあった時の責任問題とかあると思いますので、
喘息を患っていると、積極的に運動がしにくくなってきそうなもの。
私がおぉ~と思えたのは、喘息を患っていてもHIITやって結果がしっかり出る!
という結論が紹介したかったため記事にしました。