KeiS a medical professional

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【アレルギー】ハウスダストの対処方法のエビデンス

Thursday, December 24, 2020

アレルギー

今回はハウスダストの対処について

ここ数年ハウスダストのアレルギーということで、アレルギー性鼻炎などで悩まれる方が多くなってきたという報告もあります。

皆さんはどうでしょうか?

過去に、私自身も悩んだことがありましたが単純な掃除をすることで症状は軽減しました。

そんな方法もありますが、科学的結論として何が根拠性が高い方法なのでしょうか?
ということがわかる結論がありましたので紹介します。

研究内容

・501人の参加者を含む9件の試験が対象に。

うち、寝具カバーの有効性を調査した2つの研究のみが良質でした。
残りの7つの研究は小規模で質が低い。

2つの試験が殺ダニ剤の有効性を調査し、
別の2つの試験が高効率微粒子空気(HEPA)フィルターの役割を調査しました。

9件の試験のうち7件で対照と比較した場合、調査した介入によりハウスダストダニの負荷が大幅に減少したことが報告されました。

これまでに研究された介入の中で、殺ダニ剤が最も有望な介入のタイプであるように思われますが、これらの研究から得られた知見は方法論的な限界があるため慎重に解釈する必要があります。

隔離された介入としてのハウスダストダニ不透過性寝具は、臨床的利益をもたらす可能性は低い。

どの介入からも深刻な悪影響は報告されていません。

結論


これまでの試験は全体として小規模で方法論の質が低いため、ハウスダストダニに敏感な通年性アレルギー性鼻炎の管理におけるハウスダストダニ回避策の役割について明確な勧告を提供することは困難でした。これらの研究の結果は、殺ダニ剤と広範な寝室ベースの環境制御プログラムの使用が鼻炎の症状を軽減するのにいくらかの利益があるかもしれないことを示唆しており、適切と思われる場合、これらは選択の介入であるべきです。ハウスダストダニ不透過性寝具の単独使用が効果的であるとは思われない。

まとめ 

証拠の質が低いので、言い切れることができませんが寝室内のダニ対策で症状が軽減したという報告がありました。

対策としてはダニの殺虫剤など。

HEPAフィルターと寝具に対して行われたものでは、更なる調査が必要とのことです。

しかし、有害報告が無いという点では対策方法自体が懸念されることが考えにくいため、
現在でも実践している人はそのままどうぞ。ということだと。

関連性があるとは言えないですが、冒頭で書きました私自身の経験談としては運動するようになり、食事管理も行うようになって症状が落ち着いています。

期間としては半年ほど。

東洋医学的な体質改善というものでしょうか?

関連研究があれば紹介します。


シェイクA、フルヴィッツB、ヌルマトフU、ファンシャックCP。通年性アレルギー性鼻炎に対するハウスダストダニ回避策 系統的レビューのコクランデータベース2010年、第7号。番号:CD001563。DOI:10.1002 / 14651858.CD001563.pub3。

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