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【脂質】を低下させるためのフルバスタチンのエビデンスについて【医療従事者】

Tuesday, December 15, 2020

論文

今回は脂質低下のためのフルバスタチンについて

血中脂質など、生命に係わったりする可能性がある時は、食事療法だけではなく脂質を低下させる作用のある薬物療法が行われます。

スタチン系のなかでも効力が低いとされているフルバスタチンのエビデンスについて紹介します。

研究内容

100件および45件の試験が、18,846人の参加者におけるフルバスタチンの用量関連の有効性を評価しました。

参加者は、心血管疾患の証拠の有無にかかわらず、あらゆる年齢層であり、フルバスタチンの効果は3〜12週間の治療期間内で研究されました。

2.5 mgから80 mgの用量にわたる対数用量反応データは、血中総コレステロールおよびLDLコレステロールに対する強い線形用量関連効果と、血中トリグリセリドに対する弱い線形用量関連効果を明らかにしました。

血中HDLコレステロールに対するフルバスタチンの用量関連効果はありませんでした。

結論


フルバスタチンは、血中総コレステロール、LDLコレステロール、およびトリグリセリドを用量依存的に線形に低下させます。LDLコレステロールへの影響に基づいて、フルバスタチンはアトルバスタチンよりも12倍弱く、ロスバスタチンよりも46倍弱くなります。このレビューでは、プラバボ対照試験の56%で試験の期間が短く、副作用の報告がなかったため、フルバスタチンに関連する有害事象の発生率を適切に推定できませんでした。

Adams SP、Sekhon SS、Tsang M、Wright JM。脂質を低下させるためのフルバスタチン。Cochrane Database of Systematic Reviews 2018、Issue 3. Art。番号:CD012282。DOI:10.1002 / 14651858.CD012282.pub2。 

まとめ 

結論からは脂質低下の効果を証拠づける質は低いものであるとされていました。

データから15→33%までLDLコレステロールを低下させた結果もありましたが、
効果値としては低いものであることがわかります。

他に良い方法があればまた記事にします。

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