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【睡眠】代謝とインスリンの関連性について【医療従事者】

Wednesday, December 16, 2020

論文

今回は睡眠と健康について

睡眠については幾度となく話題にしておりますが、今回も同じようでそうでもない話を紹介します。

夜にスカッと寝ていますか?

また昼夜逆転している人も、一度の睡眠でスカッと寝ていますか?

睡眠のとり方については、一度にしっかりととることが出来ていれば何も問題がありません。

しかし、人によっては仮眠をとったり昼寝をしたりと寝不足を補おうとするもの。

それらの健康価値について紹介します。

研究内容

一部の人々は、休日に睡眠をとることにより睡眠不足を補おうとします。
研究チームは、36人の男女でこの戦略を2週間研究しました。
3晩の通常の睡眠の後、参加者は3つのグループに分けられました。

最初のグループは、1晩に最大9時間眠りました。
2番目のグループは、1晩に最大5時間の睡眠を許可されました。
3番目のグループは、5日間、最大で1泊5時間でしたが、その後2日間の睡眠が許可されました。
その後、さらに2日間の睡眠不足がありました。

一晩に5時間しか睡眠がなかった人は、研究中に平均して約3ポンド増加しました。
また、インスリン感受性と呼ばれる重要な代謝測定値が13%減少しました。

睡眠が回復した人は約3ポンド増えましたが、インスリン感受性は27%低下しました。
彼らの自然な体のリズムも乱され、回復睡眠期間の後の夜に目を覚ます可能性が高かった。
コロラド大学で研究を率いたケネス・ライト博士は、「キャッチアップ睡眠は、睡眠不足が引き起こす代謝の混乱を逆転させる効果的な戦略ではないようです」と述べています。

自由な週末回復睡眠は、不十分な睡眠と週末回復睡眠の繰り返しパターンの間に代謝調節不全を防ぐことができません。 Depner CM、Melanson EL、Eckel氏RH、スネル-BERGEON JK、ペローL、バーグマンBC、ヒギンズJA、ゲランMK、Stothard ER、モートンSJ、ライトKPジュニア  CURR BIOL2019年3月18日; 29(6):957-967.e4。土井:10.1016 / j.cub.2019.01.069。Epub 2019 2月28日。PMID:30827911。

POINT

睡眠を補って寝ることは、気分的な問題を解決してくれるかもしれませんが、身体機能の代謝能を下げてしまうこともある。ということ。

まとめ

寝だめする。という言い方になるのでしょうか?

この方法では気分的な利益はあっても望んで向上させたい機能が低下していくそうで。

代謝というと様々な健康状態に影響することになりますが、
ここでは単にダイエットということで想像して頂いても良いでしょう。

折角フィットネスなどに投資し、取り組んでいたとしても意味を為さない結果になるのかもしれません。

健康を提供する側としては、商品を売ることも重要ですが、もっと大事なのはクライアントのこういった生活状況を把握し正すような提供が出来ているのか?

ということでしょう。

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