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【早産児】グルタミン酸のエビデンスについて【健康維持目的】

Thursday, December 31, 2020

小児科

今回は早産児とグルタミン酸について

グルタミンは必須アミノ酸の1種です。

重症の成人患者の管理に役に立つ報告があるため、
早産児にも期待がされています。

それについてのエビデンスを紹介します。

研究内容

合計2877人の早産児が参加した12のランダム化比較試験を特定しました。

6件の試験で腸内グルタミン補充を評価し、6件の試験で非経口グルタミン補充を評価しました。

メタ分析では、グルタミン補充が死亡率に及ぼす影響は見られませんでした。

侵襲性感染の発生率を含む主要な新生児の罹患率または壊死性腸炎も同様です。

18〜24か月以上の子供の神経発達の結果を評価した3つの試験では、効果は見られませんでした。

結論


利用可能な試験データは、グルタミンの補給が早産児に重要な利益を与えるという証拠を提供していません。

まとめ 

結論からすると何も影響がないようなものでした。

よくある、アレにも良いからコレにも良い!というトンでも理論のような発想で行われたのか、動物実験で可能性が示唆されたのかは興味がありませんがこういうことに。

医学でもそうですが、健康話題に関してはこういった発想で情報発信する専門家もいる。ということはご注意を。


早産児の罹患率と死亡率を防ぐためのMoe-Byrne T、Brown JVE、McGuire W. Cochrane Database of Systematic Reviews 2016、Issue4。アート。番号:CD001457。DOI:10.1002 / 14651858.CD001457.pub6。

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