今回は、肛門の裂傷を非外科的な治療法で最も良いのは?ということ。
このブログは、医学と健康に関して後悔しないような選択肢をとってもらうために、 科学的根拠の高い論文などを紹介し、それをどう使っていくべきなのか?を私が解説・提案していくブログです。
所謂、切れ痔などを含む肛門の裂傷、傷のことです。
肛門の粘膜に起きる潰瘍や裂傷のこと。
これ痛いのですよね~
高校生の時7~8時間ぶっ通しでピアノの練習をしていた時期がありまして、
ピアノの技術と引き換えに肛門を損傷した経験がありますが、とても痛いです。
当時、教わっていた師匠からは鍵盤弾きはなるものだからお前もやっと入口に立てたな。
となぜかお祝いしてもらいました。
こんな状態になると通常では手術の選択肢が取られることが多いようですが、
紹介する研究では非外科的な治療方法で手術を上回るものはないのか?
さらに肛門裂傷のための手術に伴う障害および失禁の危険性のために、
手術のための医学的代替法が求められています。
ごく最近では、肛門平滑筋を弛緩させて外科手術で起こることを可逆的に達成する薬理学的方法が裂傷治癒を得るために使用されてきています。
これらの研究の結論からは、
・グリセリルトリニトレート
・ボツリヌス毒素注射
・局所的カルシウムチャネル遮断薬ニフェジピン
・ジルチアゼム
これらの薬剤は慢性肛門裂傷の医学的治療およびプラセボよりもわずかに優れた治癒の可能性がありました。
また成人の場合は手術と比較するとこれらの薬剤に有意性はないとのことです。
そして、他の研究された薬剤は単一で行われたものであったため、
比較された研究が発表されると結論が変わってくるかもしれませんが、
現状の結果からは手術を第一の選択と捉える方が良いのかもしれません。
治ることより、手術の恐怖などがある方はこれらの薬剤が処方されるはずですので、
少し相談しづらい内容の症状ですが、しっかりと専門医に診てもらうことをおススメします。
何せ、私自身は17歳ぐらいの時に上記に書いた通りのことを経験しましたが、
治るまでに5年以上の歳月は係りました。
19歳ぐらいからは鍵盤の演奏を控え、他の楽器や曲作りに没頭していたのでお尻の負担はかなり減ったのですが、無治療だったためそれぐらい時間がかかりました。
我慢せずご相談を。
このブログは、医学と健康に関して後悔しないような選択肢をとってもらうために、 科学的根拠の高い論文などを紹介し、それをどう使っていくべきなのか?を私が解説・提案していくブログです。
所謂、切れ痔などを含む肛門の裂傷、傷のことです。
肛門の粘膜に起きる潰瘍や裂傷のこと。
これ痛いのですよね~
高校生の時7~8時間ぶっ通しでピアノの練習をしていた時期がありまして、
ピアノの技術と引き換えに肛門を損傷した経験がありますが、とても痛いです。
当時、教わっていた師匠からは鍵盤弾きはなるものだからお前もやっと入口に立てたな。
となぜかお祝いしてもらいました。
こんな状態になると通常では手術の選択肢が取られることが多いようですが、
紹介する研究では非外科的な治療方法で手術を上回るものはないのか?
さらに肛門裂傷のための手術に伴う障害および失禁の危険性のために、
手術のための医学的代替法が求められています。
ごく最近では、肛門平滑筋を弛緩させて外科手術で起こることを可逆的に達成する薬理学的方法が裂傷治癒を得るために使用されてきています。
1236人の参加者を含む23件の研究が、
2008年版の54件の研究および3904件の参加者に追加されました。
調査人数はかなり大規模なものですね。
75のRCTで肛門裂傷を治癒する医療療法の能力について49の異なる比較が報告されている。
17の薬剤
・ニトログリセリン軟膏(GTN)
・イソソルビドモノ&ジニトレート
・ボツリヌス毒素(ボトックス)
・ジルチアゼム
・ニフェジピン(カルシウムチャネル遮断薬またはCCB)
・ヒドロコルチゾン
・リグノカイン
・ふすま
・ミノキシジル
・インドラミン
・クローブ油
・L-アルギニン
・シッツ浴場
・シルデナフィル
・「ヒーラークリーム」およびプラセボ
・シッツ浴場
と肛門拡張器および外科的括約筋切開術。
研究の結果からは、GTNは肛門裂傷の治癒においてプラセボよりわずかにではあるが有意に優れていることがわかった。
(48.9%対35.5%、p <0.0009)
が、初期治癒の50%の範囲で裂傷の遅い再発が一般的でした。
ボトックスおよびCCBは、有害事象が少なく、有効性においてGTNと同等でした。
外科的括約筋切開術の有効性に近い治療法はなかったが、
これらのRCTにおける医学的治療法のいずれも失禁のリスクと関連していなかった。
ネルソンRL、トーマスK、モーガンJ、ジョーンズA.肛門裂傷のための非外科的療法。系統的レビューのコクランデータベース2012年第2号。番号:CD003431。DOI:10.1002 / 14651858.CD003431.pub3。
これらの研究の結論からは、
・グリセリルトリニトレート
・ボツリヌス毒素注射
・局所的カルシウムチャネル遮断薬ニフェジピン
・ジルチアゼム
これらの薬剤は慢性肛門裂傷の医学的治療およびプラセボよりもわずかに優れた治癒の可能性がありました。
また成人の場合は手術と比較するとこれらの薬剤に有意性はないとのことです。
そして、他の研究された薬剤は単一で行われたものであったため、
比較された研究が発表されると結論が変わってくるかもしれませんが、
現状の結果からは手術を第一の選択と捉える方が良いのかもしれません。
治ることより、手術の恐怖などがある方はこれらの薬剤が処方されるはずですので、
少し相談しづらい内容の症状ですが、しっかりと専門医に診てもらうことをおススメします。
何せ、私自身は17歳ぐらいの時に上記に書いた通りのことを経験しましたが、
治るまでに5年以上の歳月は係りました。
19歳ぐらいからは鍵盤の演奏を控え、他の楽器や曲作りに没頭していたのでお尻の負担はかなり減ったのですが、無治療だったためそれぐらい時間がかかりました。
我慢せずご相談を。