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【認知症】多感的刺激による介入のエビデンス

Wednesday, December 23, 2020

脳神経

今回は痴呆症に対して多感的刺激を介入させることについて

認知症に対して、多様な刺激を与えることは症状の軽減など期待されていることがあります。

それらについて、何の刺激に反応しやすいのか?を調査している研究の結果を紹介します。

研究の内容は?

・Baker 2003とvan Weert 2005はどちらも、中程度から重度の認知症の人々の行動、気分、およびコミュニケーションに対するスネゼレンの短期および長期の影響を調べました。

・2つの試験では実施の形式が異なっていました。
 〇セッションベースのスヌーズレンプログラム(Baker 2003)
 〇24時間の統合ス​​ヌーズレンケアでした(van Weert 2005)

研究方法論の違いのために、2つの試験の結果は分析のためにプールされませんでした。

セッションベースのスヌーズレンプログラム(Baker 2003)は、行動、気分、気分に影響を及ぼさなかった。

短期間(セッション中またはセッション終了直後)または長期間(介入後または介入後1ヶ月の追跡調査時)の認知およびコミュニケーション/対話。

同様に、24時間の統合ス​​ヌーズレンケア(van Weert 2005)は、行動、気分および相互作用に対する短期および長期の有意な影響を示すことができませんでした。


結論

2つの新しい試験がレビューされました。試験数が限られており、利用可能な試験の試験方法が異なるため、メタ分析を実行できませんでした。全体として、認知症に対するスネゼレンの有効性を示す証拠はありません。

まとめ 

Snoezelenの多感覚刺激とは、

照明効果
触覚面
瞑想
音楽
リラックスしたエッセンシャルオイルの匂い

これらを視覚、聴覚、触覚、味覚および匂いの主要感覚を刺激する感覚刺激を提供します。

一見、脳がビシバシ刺激されて認知症も軽減できそうなものですが、
研究結果からは要検討とのこと。

やっても有害作用となり得る方法以外はやってみても良いのかもしれませんが、
こういった結果もあることから、過信して実施してはいけないということ。

もっと良い介入方法が見つかりましたら、記事にします。


チョンJCC、ライCKY。痴呆のためのスヌーズレン 系統的レビューのコクランデータベース2002年第4号。番号:CD003152。DOI:10.1002 / 14651858.CD003152。

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