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【月経出血過多】経口プロゲステロン療法のエビデンスについて

Thursday, December 31, 2020

婦人科

今回は女性の月経出血とプロゲステロン療法について

女性の月1のことである定期的な出血が大量となると、婦人科疾患や病理と関連していることが考えられます。

紹介する論文のプロゲステロンを周期的に補充する方法ではこれらの軽減ができる可能性を研究しています。

対象となる女性は、婦人科疾患や病理などの関連性のない状態の方が対象となります。

研究内容

この試験のレビューでは、月に10日間(短期間)経口摂取されたプロゲストゲンホルモンの錠剤は、他の治療法と比較した場合、月経出血の減少に効果が低いことがわかりました。

HMBの女性の満足度や生活の質が向上したのか、他の医学的治療と比較した場合の有害作用の差に関連したのかは不明です。
月経による出血量の減少にはあまり効果的ではありませんでしたが、治療に対する満足度は、トラネキサム酸やPg-IUSなどの他の医学的治療と同様でした。

月経周期の5日目から26日目(長期)に3から4週間口から摂取されるプロゲストゲンホルモンの錠剤は、月経血の損失を減らすが、この治療法はトラネキサム酸、ホルモン避妊薬とレボノルゲストレルの併用よりも効果が低い可能性があることがわかりました子宮内器具を解放します。
この比較では、生活の質に関する研究は報告されていません。

治療に対する満足度は、膣リングを組み合わせて使用​​した女性と同様でしたが、長期サイクルとLNG-IUSまたはトラネキサム酸の満足度を比較するデータはありませんでした。

頭痛の発生に違いの証拠はありませんでしたが、長期の経口プロゲストゲンは、他の医学的治療と比較して、突発性出血の有意に低い発生率と関連していました。

結論


経口プロゲストゲン(短期および長期)をHMBの他の医学的治療と比較したエビデンスの質は低いか、または非常に低いため、レビューの結果が非常に不確実です。主な制限は、バイアスのリスク(女性と研究者が受けた治療を認識しており、これが応答を妨げる可能性があり、研究からの脱落者が多かった)と矛盾(結果は研究間で異なる)でした。

まとめ 

経口摂取するプロゲステロンの有用性は低かったとのことです。

実際は婦人科にて処方されるものを服用しますが、最近では海外より個人輸入で自身の判断で飲む人もいるとか。

どうしても婦人科を受診するということに抵抗があることも1つの要因とされています。

この結果からでは、巷でいいとされているかもしれない方法の1つにエビデンスの結果が出ています。

このことから、やはり専門医に相談してから判断をした方が解決はしやすいのかもしれません。


ボフィル・ロドリゲスM、レサビーA、ローC、キャメロンIT。激しい月経出血のための周期的なプロゲストゲン。系統的レビューのコクランデータベース2019、第8号。番号:CD001016。DOI:10.1002 / 14651858.CD001016.pub3。

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