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【歯の治療】根管治療の回数に関するエビデンスについて【医療従事者】

Sunday, November 3, 2019

論文

今回は永久歯の治療方法について

「根管治療」という方法があります。

この方法は永久歯の歯髄炎、う蝕、歯の欠けや亀裂などの外傷などに行われる一般的なものだそうです。
※歯科学は専門分野ではないためふわ~っとした言い方しかできません。

この方法についてのエビデンスを紹介します。

研究内容

25のRCTをレビューに含め、合計3780人の参加者のうち、3751を分析しました。

歯内療法の問題による抜歯に関するデータを報告した研究は1件のみ。
この研究では、1回の来院での治療と複数回の来院での治療の間に差は認められませんでした。

放射線障害の観点から、1回の訪問と複数回の訪問の治療の違いの証拠は見つかりませんでした。

研究では、1回の訪問でRoCTを受けている人は、RoCTが複数回の訪問であった人よりも最初の週に痛みを感じる可能性が高いことが示唆されました。

結論


1つの治療法(1回または複数回の根管治療)が他の治療法よりも優れていることを示唆する証拠はありません。いずれも短期および長期の合併症をすべて防ぐことはできません。入手可能なエビデンスに基づいて、患者と歯科医の両方にとって、時間と利便性の観点から、1回の訪問治療の利点は、術後疼痛の頻度が高くなるというコストがかかるようです(その結果として、鎮痛剤の使用)。

Manfredi M、Figini L、Gagliani M、LodiG。永久歯の歯内治療のための1回の訪問と複数回の訪問。Cochrane Database of Systematic Reviews 2016、Issue12。アート。番号:CD005296。DOI:10.1002 / 14651858.CD005296.pub3。 

まとめ 

根管治療の回数に関するエビデンスとなりましたが、上述した結論となるようです。

歯科治療において、1回だけで終わらないことを嘆く人の話など聞きますし、
私自身も複数回通うということが億劫になることもあります。

それに関しても複数回か1回だけでも良いのか。ということについてもどちらが良いのか?ということは言い切れることでもないため、歯の状況によるのかと思われます。

しかし、歯の状況を自分自身で判断することは無理なので、
歯科医師と相談の上通院頻度を決定して治療に望むべきなのかと。

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