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SARS-CoV-2ワクチンを皮膚パッチで投与した動物実験の結果

Wednesday, November 17, 2021

COVID-19

単回投与の皮膚パッチで提供されるSARS-CoV-2スパイク・ワクチンの動物実験。

Complete protection with SARS-CoV-2 spiked vaccine delivered in a single-dose skin patch

Science Advances.-Oct 29, 2021.-Vol. 7, No. 44.-DOI: 10.1126/sciadv.abj8065

内容

重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)に対する高密度マイクロアレイパッチ(HD-MAP)を用いて,SARS-CoV-2スパイクサブユニットワクチンを皮膚に直接投与する実験を行っていました。

ワクチンはパッチ上で熱的に安定しており、パッチデリバリーによって細胞性免疫反応と抗体免疫反応の両方が促進されることが示されました。誘発された抗体は、αおよびβ変異体を含む臨床関連分離株を強力に中和し、HD-MAPによって提供されたスパイクの単回投与は、ACE2トランスジェニックマウスモデルにおいて、致死的なウイルスチャレンジから完全に保護することができたとのことです。

今回の結果は動物実験によるものですので、今後の進展に注目したいと思います。

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