COVID-19ワクチン接種に対する意向の変化。
COVID-19 Vaccination Receipt and Changes in Vaccination Intent by Socioeconomic Characteristics and Geographic Area, United States, January 6 to March 29, 2021
Available at: https://doi.org/10.1080/07853890.2021.1957998
内容
以前の研究では,COVID-19ワクチンが入手可能になった後,米国の成人の3分の1がワクチン接種を予定していないことが示唆されました。
本研究では,米国の成人を対象とした全国代表サンプルを用いて,社会人口学的特性および地理的地域別のワクチン接種意向と態度の変化,ワクチン接種意向に関連する因子,およびワクチンを接種しない理由を調べました。世帯パルス調査の6波(2021年1月6日~3月29日)のデータを分析し、1月と3月の差をt検定で評価しました。
ワクチン接種意向に関連する因子を多変量ロジスティック回帰モデルで検討した。
その結果、1月上旬から3月下旬にかけて、COVID-19ワクチンを1回以上接種する、または確実に接種するという意向が、54.7%から72.3%に増加していた。しかし、ワクチン接種意向には、年齢層、人種・民族、社会経済的特徴による格差が引き続き存在していました。
ワクチンの接種率と接種意向は、この期間を通して第4地域(米国南東部)で最も低く、COVID-19と診断されたことがある成人や、COVID-19に感染したことがあるかどうかわからない成人は、ワクチンを接種する可能性が低いことがわかりました。
「ワクチンは必要ない」という考えは、1月上旬から3月下旬にかけて5%以上増加したとの報告もあります。