国によって異なる中絶、同性愛、ポルノに関する国内の意識と関心、そして宗教の役割。
Using traditional and Google search data to understand the role of religion in shaping domestic attitudes and interest in abortion, homosexuality, and pornography across countries
https://doi.org/10.1016/j.ssresearch.2021.102602
内容
インターネットの利用は過去20年間で大幅に増加し、バイアスがかかりにくく、より多くのメソ・マクロ単位のデータを提供できる安価なデータ源となっています。
しかし、ビッグデータとその有用性を検証することは困難です。
本研究では、確立された情報源を用いて、米国の指定された市場領域全体での「Bible」、および全米での「Ramadan」に対するGoogle Trendsの検索関心度を調査することで、宗教データの新たな情報源となりうるものを確立します。
これらの指標を用いて、米国の宗教的に保守的な地域や国の人々は、同性愛、妊娠中絶、ポルノを否定する傾向が強いことを示しました。また、宗教的に保守的な地域のアメリカ人は、これらのトピックを検索する傾向が強いことがわかりました。また、国際的なイスラム教への関心は、ポルノへの関心の高まりと関連していました。