陰謀論を信じることは、健康にも悪影響を及ぼします。

Conspiracy beliefs positively predict health behaviors and well-being during a pandemic

Van Prooijen, J., Etienne, T., Kutiyski, Y., and Krouwel, A. (2021) Conspiracy beliefs positively predict health behavior and well-being during a pandemic. Psychological Medicine, 1-8. doi: 10.1017 / S0033291721004438

内容

陰謀に関する信念は、Covid-19パンデミックの際に健康に対する不利な態度と関連していたが、この問題に関するほとんどの研究は横断的で、態度と行動意図に限られていました。

本研究では、陰謀論の信念が時間の経過とともに健康行動と幸福を予測する程度を調査していました。パンデミックの初期（2020年4月）の陰謀論が、8カ月後（2020年12月）のさまざまな特定の健康と幸福の結果を予測するかどうかを、事前登録を行った複数波の研究で調べました。（N = 5745）

その結果、Covid-19の陰謀論的信念は、コロナの検査を受ける可能性の低下を前向きに予測することが明らかになりました。

さらに、コロナ規制に違反する可能性の増加、経済的な成果の悪化（失業、収入の減少）、社会的な拒絶を経験する可能性の増加、全体的な幸福度の低下が示されました。

これらの効果は、陰謀論に対するより広範な感受性に一般化することができるとのことです。