KeiS a medical professional

This is a blog about the scientific basis of medicine. A judo therapist reads research papers for study and writes about them.

sponsorlink

政治的思想で病原体に対する考え方が異なるそうです。

Saturday, November 27, 2021

社会

病原体と党派による考え方の違い。

On pathogens and partisanship: social conservatism is positively associated with COVID-19 precautions among US Democrats, not Republicans

Publication date: June 29, 2021

https://doi.org/10.1371/journal.pone.0253326

内容

これまでの研究などで、社会的リベラル派は社会的保守派に比べて病原体を避けない傾向があることがわかっています。これは、イデオロギーの違いが脅威に対する反応性の違いから生じるというモデルと一致します。

この研究では、共通の脅威に対する反応が、イデオロギーの違いのパターンを反映しているかどうかを調べていました。社会的保守主義と病原体回避との関連性とは一見矛盾するが、米国の社会的保守主義政党はパンデミックの際にCOVID-19の危険性を軽視したとされています。

社会的保守主義とCOVID-19の予防行動との関係を米国の党派の状況に照らして検討すると、情報源に対する態度や、パンデミックがもたらす様々な脅威に対する差別的な評価は、パンデミックへの対応に違いが見られました。

事前に行われた2つの研究では、社会的に保守的な態度が自己申告によるCOVID-19予防行動と相関していると結論づけられましたが、それは民主党員に限られていました。共和党員と無党派層との間の社会的格差を反映し、社会的保守性とCOVID-19予防行動との間に正の関係が見られなかったことから、科学者への不信感、リベラルで穏健な情報源への不信感、リベラルなニュースメディアの減少などが、経済の拡大によってもたらされていると考えられると述べられています。

QooQ