今回は外傷性脳損傷の骨格筋痙縮の介入について
脳の外傷後、合併症として問題になる骨格筋の痙縮。
痙縮を管理するために薬理学、非薬理学的な介入で管理されますが、
それらのエビデンスについて紹介します。
研究内容
このレビューには、TBIの134人の参加者を含む9つの研究が含まれていました。
グループ間差を報告した研究は5件のみで、TBIの参加者105人の結果データが得られました。
これらの5つの研究では、多くの場合組み合わせて、
薬理(バクロフェン、ボツリヌス毒素A)
非薬理(キャスティング、理学療法、スプリント、傾斜台立ち、電気刺激)
介入の効果を評価しました。
結論
TBI患者の痙縮の管理に関する非常に低い品質と限られた量の証拠は、これらの介入の有効性または害について不確かであることを意味しています。臨床診療で使用される介入をテストするために機能的アウトカム測定を使用した、適切に設計された適切な力の研究が必要です。
Synnot A、Chau M、Pitt V、O'Connor D、Gruen RL、Wasiak J、Clavisi O、Pattuwage L、Phillips K.外傷性脳損傷後の骨格筋痙縮を管理するための介入。Cochrane Database of Systematic Reviews 2017、Issue11。アート。番号:CD008929。DOI:10.1002 / 14651858.CD008929.pub2。
まとめ
確定的な結論ではないので、やれることをやる。に尽きるのかもしれません。
研究の内容自体でも低品質ながらも効果のあった介入などの言及はなく、
どの手段も選択肢のうちに入るのかもしれません。
そうとはいえ、自分自身がなってしまった時は決定できるものなのか?と疑問にも思いますので、やれることをやるしかないのかもしれません。