今回はヨヒンベと減量について
ヨヒンベといえば、ご存知の方は別の作用で期待されているかと思われます。
減量に関しても研究が行われていましたので、そのエビデンスについて紹介します。
エビデンスについて
小規模の臨床試験では、5人のヨヒンビンを1日4回服用すると、20人の肥満女性でプラセボ(平均体重減少2.21 kg)よりも大きな体重減少(平均体重減少3.55 kg)が生じました。
対象者は3週間低エネルギー食(1,000 kcal /日)を実践しました。
しかし、47人の男性の別の臨床試験(理想体重より20%以上多い)では、6ヶ月間の高用量ヨヒンビン(ピーク用量43mg /日)はプラセボと比較して体重または体脂肪に影響を与えなかった。
2011年のヨヒンベのレビューの著者は、ヨヒンベが体重または体重に影響を及ぼすことを示す決定的な証拠はないと結論付けました。
2010年のヨヒンベのレビューの著者は同様の結論に達し、体重減少に関するヨヒンビンの小規模なヒト試験の結果は矛盾しており、この化合物の体重減少の主張を裏付けるには証拠の根拠が不十分であると指摘しています。
POINT
・性機能などでは期待されていますが、減量に関しては効果は見られていない。
・摂取量によっては有害報告がされているため、厳密な用量を求めたいところですが、はっきりとした用量は示されてはいないそう。
まとめ
もともと、アドレナリン的な効果を有するものとして性機能、筋力などのボディービルダーが使用するとされています。
そのうちに減量にも、と謳っているようですが科学的な答えの1つとしては上記のようなものに。
捉え方次第です。と言いたいところですが、これに減量効果を求めるのは・・・