KeiS a medical professional

This is a blog about the scientific basis of medicine. A judo therapist reads research papers for study and writes about them.

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サプリメントを飲もう!って時に読んでください

Sunday, January 3, 2021

医療基礎知識

今回はサプリメントについて

アメリカ人は平均して1人1つ以上のサプリメントを服用しているようで。

サプリメントと聞けばどんなイメージをされますか?

飲んでおけば安心?

飲むこと自体は問題が無い場合もありますが、問題が報告されている例もあるため、
米国保健社会福祉省から発表されている情報で、サプリメントを選ぶ基準を紹介します。


ヒント

・自分で決めずに、自分の健康を提供する医療従事者全員に相談する。

・説明書を読む

・自然=安全ではありません。

・多数の摂取は反対に安全とは言えません。


どんな時に摂るもの?

自分が行っている食事療法で、不足分を補うための選択肢として摂るべきです。


効果に期待しすぎない

ラベルに載っている文言を鵜呑みにしてはなりません。
サプリメントは薬ではありません。
疾病の改善、治療、予防することはできません。

そしてサプリメントが「慢性疾患の進行」を抑えることができるエビデンスは
ほとんどありません。


エビデンスあるでしょ?

・ビタミンCとEは抗酸化物質として
・ビタミンDはカルシウムの吸収を補助
・ビタミンB12は神経と血管の機能維持に
・鉄と葉酸は妊娠中に必須となる栄養
・魚油は心臓病の疾患リスクを減少する

これらの栄養素を摂取すると治る。という考えを捨てて頂いて、身体には恒常性という維持する機能があります。

これらが不足することで摂取する必要性は研究から導きだされています。

特定のサプリメントを摂取する前に食生活の見直しは絶対です。


安全性

品質テストは行われているから絶対安全かというと、そうでもないようです。

品質テストというのは、成分が体に影響する保証をするものではなく、そのラベル内にその成分が適切に混入されているかを保証するものです。

さらに成分リスト、というものは最低限それらが規定量確実に入っているようにも
思えますが、但しこれらをチェックする機関はないため規定量が安心できる根拠も
企業任せな話なのです。

中には成分での毒性が後から見つかり、販売が中止になったサプリメントも
あります。


まとめ

薬もサプリメントも万能なものではありません。

じゃあわからなくなる・・・と答えを求めている人には酷な話かもしれませんが、
それらを摂取する選択は自身による判断です。

選考基準なるものはありませんが、見極めるためのヒントはこの記事に書いています。

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