今回は表情筋を鍛えるアレについて。
流行っているのかはわかりませんが、顔面筋、表情筋を鍛えると美容に良い。
ということで口に咥えて上下に揺れる板みたいなものがありますよね。
具体的な商品名やメーカー名を言うと批判ともとられかねませんので、
こういった回りくどい形でお伝えします。
根拠の質は高くはありませんが、実験結果を発表している論文を見つけましたので紹介します。
研究の内容は?
50人の女性が、※Pao装置を使用して1日2回、30秒間、8週間にわたってFMEを実施するよう求められた。
※Pao=商品のこと。
FME=顔面筋肉運動。
顔面筋厚および断面積を超音波検査により測定した。
顔面距離、表面積、および体積は、FME前後のレーザー走査システムを使用して決定した。
対面スチューデントt検定を使用して、顔面筋肉の厚さ、断面積、中間表面積、あご部表面積、およびより低い顔表面積および体積を、FMEの前後で両側で比較した。
結論は?
頬骨筋および後腹筋の断面積は有意に増加した。
(右:P <0.001、左:P = 0.015)
真ん中の中間表面距離(右:P = 0.005、左:P = 0.047)およびPao装置を使用したFME後、
下側(右側:P = 0.028、左側:P = 0.019)の平面および顎表面距離(右側:P = 0.004、左側:P = 0.003)は著しく減少した。
下顔面面積(右:P= 0.005、左:P= 0.006)および容積は(右:P= 0.001、左:P) Pao装置を使用したFMEの後でも(= 0.002)有意に減少した。
まとめ
顔の筋肉を満遍なく鍛えられる結果ではないですが、頬骨筋という部分は鍛えられているため、リフトアップ効果がある?と言える研究結果とされています。
但し、このジャーナルを掲載しているwebサイトでは、根拠性の質は低~中とされています。
効果が出始めたのは2週間以降だそうですので、お試しされる方は2週間以上、1日2回のトレーニングでされていた実験でしたので、道具さえあればお試ししやすいかもです。
う~ん。
顔面筋に関してもっと良い方法などがあれば、記事にします。
Hwang UJ、Kwon OY、Jung SH、Ahn SH、Gwak GT。顔面筋鍛錬装置が顔面の若返りに及ぼす影響 AesthetのSurg J。2018; 38(5):463−476。doi:10.1093 / asj / sjx238