今回は睡眠と体重増加について
新しい研究によると、
睡眠不足によって身体のダメージを回復することができなくなってきます。
これは、睡眠を補うために休みの日にたっぷり寝ても変わらないようです。
大人3人に約1人の割合で、睡眠時間が7時間未満です。
睡眠不足の状態が続くにつれて、代謝の変化につながる可能性があります。
これらは肥満や糖尿病のリスクを高めます。
何人かの人は、休日にもっと眠ることによって睡眠不足を補おうとします。
研究の内容は?
研究チームは、36人の男性と女性で2週間の間睡眠環境に関する研究をしました。
3泊の通常の睡眠の後、参加者は3つのグループに分けられました。
最初のグループは一晩9時間まで眠りました。
2番目のグループは、一晩最大5時間の睡眠を許可されました。
3番目のグループは、5日間、一晩最大5時間でしたが、その後2日間眠りました。
それから、さらに2日間の睡眠時間を5時間に制限していました。
結果
一晩の睡眠時間がわずか5時間だった人たちは、
研究期間中平均で約3ポンド増えました。
※1.36kg
そして、睡眠不足だったグループはインスリン感受性と呼ばれる
代謝の重要な尺度において13%の減少を示した。
インスリン感受性は、インスリンを適切に使用して血糖値を制御する身体の能力です。
睡眠不足を補うために寝だめを実行した人は約3ポンド増えましたが、
インスリン感受性は27%減少しました。
そして、自然な体のリズムも乱されました。
回復睡眠の期間の後、夜の間に目が覚める傾向がありました。
「キャッチアップ睡眠は、睡眠障害による代謝障害を改善するための効果的な方法ではないようです」
と、コロラド大学で研究を率いたDr. Kenneth Wright、Jr.は述べています。
※睡眠不足を補うための睡眠のこと。
CM、Melanson EL、Eckel RH、Snell-Bergeon JK、Perreault L、Bergman BC、Higgins JA、Guerin MK、Stothard ER、Morton SJ、Wright KP Jr. Curr Biol。2019 Mar 18; 29(6):957-967.e4。doi:10.1016 / j.cub.2019.01.069。Epub 2019年2月28日。PMID:30827911。
睡眠不足は
一度不足すると、補えなくなってしまうもののようです。
体重やインスリンの感受性の低下、また睡眠の質が下がってしまっても構わないなら、
休日にたっぷりと寝ても良いのかも知れません。
睡眠は日頃からのものでありますので、やはり寝る時間と起きる時間を決めてしまい、
一日に7時間は寝ることが必要なようです。
1週間の間に睡眠が満足にできなくなるだけで、1.36kgの増加は中々増えてくれますね。