今回は本態性振戦に対する薬理学介入について
本態性とあるように、原因がわからない震えについての介入について。
声が震える、手を伸ばした時に細かく震える、首が細かく震えるという症状が特徴的だそうですが、これに対する介入のエビデンスについて紹介します。
研究内容
このレビューには、トピラマートとプラセボを比較した3件の試験が含まれていました。
参加者は309人です。
それらはすべてバイアスの全体的なリスクが高かった。
証拠の質は非常に低いものから低いものまで多岐にわたりました。
プラセボと比較して、トピラメートで治療された参加者は、機能障害の有意な改善と離脱リスクの増加を示しました。
トピラマートで治療された参加者には、特に感覚異常、体重減少、食欲減退、記憶障害などのAEが多くみられました。
結論
この系統的レビューでは、トピラマートで治療されたET患者の見かけの有効性と治療を制限するAEの発生を裏付ける、限られたデータと非常に低から低品質の証拠の存在に焦点を当てました。ETに対するトピラメートの有効性と安全性を評価するためのさらなる研究が必要です。
ブルーノE、ニコレッティA、クワトロッキG、アレグラR、フィリッピーニG、コロシモC、ザッピアM. Cochrane Database of Systematic Reviews 2017、Issue4。アート。番号:CD009683。DOI:10.1002 / 14651858.CD009683.pub2。
まとめ
結論からはトピラマートによる有益性と有害性についてははっきりと言えることは出来ないようですが、原因のわからない症状に対して何の対処をして良いのか?となってくると何でもいいので頼りたくなるもの。
以前にこういった相談を受けたことがありましたが、その場合は本態性振戦ではなく原因のある二次性だったようで。
別の症状と誤診もされやすいそうなので、困ったもので。
違う結論が出ている論文が見つかれば記事にします。




