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【ガイドライン】メンタルヘルスケアで行わる方法のエビデンスについて【医療従事者】

Thursday, October 31, 2019

論文

今回はメンタルヘルスケアのガイドラインについて

専門家によるメンタルヘルスケアがガイドラインに遵守されるようになれば利益は増加するのか?ということについて調査している研究論文を紹介します。

一見するとエビデンスありきなガイドラインが多くある中、それは確実な利益をもたらしてくれるようにも思えますが、そこについても調査されていました。

研究内容

このレビューには現在6つの研究が含まれており、合計1727人が参加しています。
含まれた6件の研究のうち、実務者への影響は4件で評価されました。
全体として、バイアスのリスクは低または不明確と評価され、「調査結果の概要」表のすべてのエビデンスは低または非常に低品質と評価されました

メタ分析により、医療従事者を対象とするいくつかのガイドラインの普及と実施戦略の組み合わせは、統合失調症外来患者の抗精神病薬の共同処方を減少させなかったことが明らかになった。
心血管疾患のスクリーニングを促進することを目的とした看護師主導の介入を研究した1件の試験では、スクリーニングを受けている人々の割合に有意な効果が認められた。
クラスター設計のために修正された分析では、効果は統計的に有意ではなくなりました。

結論


利用可能な証拠を考慮すると、決定的な結論に達することはできません。予備的な証拠のパターンは、患者の転帰に対する治療ガイドラインの臨床的に意味のある持続可能な効果と、最大の利益のためにそのようなガイドラインをどのように実装するのが最善かについて不確実性が残っていることを示唆しています。

Bighelli I、Ostuzzi G、Girlanda F、Cipriani A、Becker T、Koesters M、Barbui C.専門のメンタルヘルスケアのための治療ガイドラインの実装。Cochrane Database of Systematic Reviews 2016、Issue12。アート。番号:CD009780。DOI:10.1002 / 14651858.CD009780.pub3。 

まとめ 

ガイドラインによる訓練を受けた医療従事者でも精神疾患への影響は有用差はなかったということに。

ということは、現状で行われている対策がまだまだ最善とは言えない方法かもしれない。ということでもあります。

こういった部分にも積極的な研究が為され、役に立つ結果が欲しいもの。

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